以すに侍う近きものに遠ざかしむなり、以すに失す侍に労たらしむなり、以すに飢なれば侍いて飽かすなり。此、治して力あらしむ者なり。

其七6-5

以近侍遠、以失侍勞、以飽侍飢。此治力者也。

yǐ jìn shì yuǎn、yǐ shī shì laó、yǐ baǒ shì jī。cǐ zhì lì zhě yĕ。

解読文

①敵里を経由して陣地にする戦略を実行する時は配下にある気持ちが通じ合う諸侯によって自軍に敵軍を近づかせないのであり、奇正の戦術を実行する時は隠れている奇策部隊の間者によって敵軍を苦しませるのであり、生きたまま敵を取得する間者が敵兵を攻め取った時、攻め取った敵兵が飢えているならば世話をして満腹にさせるのである。これが、合理的に行動して軍隊に勢いを生じさせる将軍である。

②気持ちが通じ合う諸侯によって自軍に敵軍を近づかせない理由は、将軍の側近を派遣して遠方にある諸侯国と親しむからである。奇策部隊の間者によって敵軍を苦しませる理由は、奇策部隊の間者が敵兵を自国に寝返らせるからであり、世話をして空腹を満腹にさせることで士気を充実させて自軍で働かせるからである。この将軍は、下働きの者を整えるのである。

③将軍の側近を派遣して遠方にある諸侯国と親しむ時は、深遠な思慮をもって進言する側近を諸侯の側近として派遣するのである。奇策部隊の間者が敵兵を自国に寝返らせる時は、その敵兵の間違いを諫言して寝返るように勧めるのであり、その敵兵が空腹だと見なせば、攻め取った元敵兵の世話役が満腹にさせるのである。深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、感情の働きを研究しているのである。

④感情の働きを研究した深遠な思慮をもって進言する側近は、諸侯の側近の中に、忠誠心が薄い側近が存在すれば進言するのである。感情の働きを研究した奇策部隊の間者は、その敵兵の憂いを解消した上で諫言するのである。感情の働きを研究した攻め取った元敵兵の世話役は、敵里において作物が実らない状態であれば敵里を開墾して収穫を増やすのである。深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、統治することに尽力するのである。

⑤感情の働きを研究して深遠な思慮をもった側近が統治に尽力する時は、諸侯に対して「寵愛する者を疎遠にしろ」と進言するのである。感情の働きを研究した奇策部隊の間者が統治に尽力する時は、攻め取った敵兵の怪我を治療した上で諫言するのである。感情の働きを研究した元敵兵の世話役が統治に尽力する時は、食糧を豊富にして凶作に備えるのである。これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を整えるのである。

⑥感情の働きを研究して諸侯を整える深遠な思慮をもった側近は、出陣する時間が迫れば遠方の敵国で諸侯を出現させるために進言するのである。感情の働きを研究して攻め取った敵兵を整える奇策部隊の間者は、軍隊が常態でなくなれば兵士達を慰労するように進言するのである。感情の働きを研究して元敵兵を整える世話役は、兵士達の腹が減れば満腹にさせるように進言するのである。これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を管理するのである。

⑦深遠な思慮をもった側近が諸侯を整えて管理すれば、おそらく配下にある諸侯は自軍に敵軍を近づかせないのである。奇策部隊の間者が攻め取った敵兵を整えて管理すれば、自国に寝返ったその敵兵によって敵将軍の側近を悩ませるのである。世話役が元敵兵を整えて管理すれば、腹が減った元敵兵を世話して士気を充実させるのである。このように管理すれば軍隊に勢いが生じるのである。

⑧軍隊に勢いが生じさせれば、将軍は、自軍を敵軍に接近させて後退させるのであり、敵軍を常態でなくならせて敵将軍を悩ませるのである。人間は腹が減ることを認めて食糧が豊富になるように敵里を世話するのである。このような将軍は国家を安定させるために尽力するのである。
書き下し文
①以(な)すに侍(やしな)う近きものに遠ざかしむなり、以(な)すに失(う)す侍(じ)に労(ろう)たらしむなり、以(な)すに飢(き)なれば侍(やしな)いて飽(あ)かすなり。此、治(ち)して力あらしむ者なり。

②以(な)すは、侍(じ)をして遠(えん)と近づけばなり。以(な)すは、侍(じ)の失(そむ)かしめばなり、侍(やしな)いて飢えを以(や)めしめて飽(あ)けしめて労(ろう)せしめばなり。此の者は力を治めるなり。

③以(な)すに遠(とお)くして侍(すす)めるものをして近(きん)たらしむなり。以(な)すに失(あやま)ちを侍(すす)めて労(ろう)すなり、飢えると以(おも)えば侍(やしな)うもの飽(あ)かすなり。此の者は力を治めるなり。

④以(な)すものは近(きん)に遠きものあれば侍(すす)めるなり。以(な)すものは労(ろう)すこと失して侍(すす)めるなり。以(な)すものは飢えあれば侍(やしな)いて飽(あ)けしむなり。此の者は治めることに力(つと)めるなり。

⑤以(な)すに近づくものは遠ざけろと侍(すす)めるなり。以(な)すに労(ろう)を失して侍(すす)めるなり。以(な)すに飽(あ)けしめて飢えを侍(やしな)うのなり。此の者は力を治めるなり。

⑥以(な)すものは、近ければ遠(えん)にあらしむに侍(すす)めるなり。以(な)すものは、失すれば労(ねぎら)うこと侍(すす)めるなり。以(な)すものは、飢えれば飽(あ)かすこと侍(すす)めるなり。此の者は力を治めるなり。

⑦以(な)せば近く侍(やしな)うものは遠ざかしむなり。以(な)せば失(そむ)くものに侍(じ)を労(ろう)せしむなり。以(な)せば飢えるもの侍(やしな)いて飽(あ)けしむなり。此(か)く治めれば力あるなり。

⑧以(な)せば、侍(じ)の近づけしめて遠ざからしむなり、失するに以(およ)ばしめて侍(じ)を労(ろう)たらしむなり。飢えを以(おも)いて飽(あ)けしめんと侍(やしな)うなり。此(か)く者は治まらしむに力(つと)めるなり。
<語句の注>
・1つ目の「以」は①②③④⑤⑥⑦⑧事を行う、の意味。
・「近」は①親しい、②親しむ、③④帝王の傍近くに仕える人、⑤寵愛する、⑥(時間的に)迫るさま、⑦おそらく、⑧接近する、の意味。
・1つ目の「侍」は①世話をする、②目上の人に仕える人、③④⑤⑥進言や諫言をする、⑦世話をする、⑧目上の人に仕える人、の意味。
・「遠」は①近づかない、②遠方の国、③深遠な、④関係が疎いさま、⑤疎遠にする、⑥遠方の国、⑦近づかない、⑧避ける、の意味。
・2つ目の「以」は①②③④⑤⑥⑦事を行う、⑧押し及ぶ、の意味。
・「失」は①消える、②離背する、③間違い、④⑤消す、⑥常態でなくなる、⑦離背する、⑧常態でなくなる、の意味。
・2つ目の「侍」は①②目上の人に仕える人、③④⑤⑥進言や諫言をする、⑦⑧目上の人に仕える人、の意味。
・「労」は①苦しむさま、②働く、③進める、④憂える、⑤病、⑥慰労する、⑦⑧悩む、の意味。
・3つ目の「以」は①事を行う、②終える、③見なす、④⑤⑥⑦事を行う、⑧認める、の意味。
・「飽」は①満腹にさせる、②(気分や士気が)充実しているさま、③満腹にさせる、④⑤(物事が)豊富なさま、⑥満腹にさせる、⑦(気分や士気が)充実しているさま、⑧(物事が)豊富なさま、の意味。
・3つ目の「侍」は①②③世話をする、④目上の人に仕える人、⑤世話をする、⑥進言や諫言をする、⑦⑧世話をする、の意味。
・「飢」は①飢えているさま、②腹が減ること、③腹が減る、④作物が実らないこと、⑤凶作、⑥⑦腹が減る、⑧腹が減ること、の意味。
・「此」は①②③④⑤⑥代名詞、⑦このように、⑧このような、の意味。
・「治」は①合理的な行動、②整える、③研究する、④統治する、⑤整える、⑥⑦管理する、⑧国や社会が安定する、の意味。
・「力」は①勢い、②下働きの者、③精神の働き、④尽力する、⑤⑥下働きの者、⑦勢い、⑧尽力する、の意味。
・「者」は①②③④⑤⑥助詞「もの」、⑦仮定表現の助詞、⑧助詞「もの」、の意味。
・「也」は①②③④⑤⑥⑦⑧断定の語気、の意味。
<解読の注>
・孫子(講談社)の原文は「以近待遠、以失待勞、以飽待飢。此治力者也。」と「侍」を「待」とし、「失」を「佚」とするが、中國哲學書電子化計劃「銀雀山漢墓竹簡(孫子)」の原文に従った。
・この句には八通りの書き下し文と解読文がある。①②③④⑤⑥⑦⑧と付番して、それぞれについて解説する。

<①について>
・1つ目の「以」の“事を行う”の“事”は、其七6-3⑥「敵里を経由して陣地にする戦略」を指すと考察。結果、「敵里を経由して陣地にする戦略を実行する」と解読。

・「侍う近きもの」の直訳は“世話をする親しい者”となる。これは、其七2-1③「気持ちが通じ合う諸侯に分岐路にある瞿地を占領させる」で記述された「気持ちが通じ合う諸侯」を指すと考察。結果、「配下にある気持ちが通じ合う諸侯」と解読。

・「遠」の“近づかない”は、「気持ちが通じ合う諸侯」に協力してもらう「汙直の計」を実行した結果と考察。結果、「自軍に敵軍を近づかせない」と解読。⑦も同様に解読。

・2つ目の「以」の“事を行う”の“事”は、文意より奇正の戦術を指すと考察。結果、「奇正の戦術を実行する」と解読。

・「失す侍」の直訳は“消える目上の人に仕える人”となる。これは其十二2-3④「軍神である将軍は、生きたまま敵を取得する間者の養育係になるのである。間者を一人前にする時は、何度も戦争に連れ立って起用して、敵兵達の士気が殺がれる時機を識別することを指導して習熟させるのである」に基づき、将軍の傍にいる「生きたまま敵を取得する間者」と考察。但し、ここでは奇正の戦術について説く前提があると解釈して「隠れている奇策部隊の間者」と解読する。

・3つ目の「以」の“事を行う”の“事”は、奇正の戦術を実行した結果、「隠れている奇策部隊の間者」が敵兵を攻め取ることと考察。ここでは間者の役割が主となるため「生きたまま敵を取得する間者が敵兵を攻め取る」と解読。

・「此」は、「以近侍遠、以失侍勞、以飽侍飢」を指示する代名詞と解釈。ここでは「これ」と解読。

<②について>
・1つ目の「以」の“事を行う”は、①「配下にある気持ちが通じ合う諸侯によって自軍に敵軍を近づかせない」を指すと考察。結果、「気持ちが通じ合う諸侯によって自軍に敵軍を近づかせない」と解読。

・1つ目の「侍」の“目上の人に仕える人”は、将軍が諸侯に文書を送り届けさせる側近であり、使者と考察。結果、簡潔に「将軍の側近」と解読。

・「遠」の“遠方の国”は、気持ちが通じ合う諸侯の国を指すと考察。結果、「遠方にある諸侯国」と解読。

・2つ目の「以」の“事を行う”は、①「隠れている奇策部隊の間者によって敵軍を苦しませる」を指すと考察。結果、「奇策部隊の間者によって敵軍を苦しませる」と解読。

・2つ目の「侍」の“目上の人に仕える人”は、①2つ目の「侍」同様に「奇策部隊の間者」と解読。

・3つ目の「以」の“終える”は、攻め取った敵兵の空腹を終わらせることであり、①「満腹にさせる」を指すと考察。結果、「満腹にさせる」と言い換えた。

・「此」は、「以近侍遠、以失侍勞、以飽侍飢」を指示する代名詞と解釈。ここでは「此の者」で「この将軍」と解読。

<③について>
・1つ目の「以」の“事を行う”は、②「将軍の側近を派遣して遠方にある諸侯国と親しむ」を指すと考察。結果、「将軍の側近を派遣して遠方にある諸侯国と親しむ」と解読。

・「近」の“帝王の傍近くに仕える人”の“帝王”は、諸侯を指すと考察。つまり、「将軍の側近」を派遣して諸侯の側近として働かせるのだと解釈できる。結果、「諸侯の側近」と解読。④も同様に解読。

・2つ目の「以」の“事を行う”は、②「奇策部隊の間者が敵兵を自国に寝返らせる」を指すと考察。結果、「奇策部隊の間者が敵兵を自国に寝返らせる」と解読。

・「労」の“進める”は、攻め取った敵兵が自国に寝返るように勧めることと考察。結果、「寝返るように勧める」と解読。

・3つ目の「侍」の“世話をする”は、其七6-4⑤「攻め取った元敵兵の世話役」を指すと考察。結果、「侍うもの」で「攻め取った元敵兵の世話役」と解読。④も同様に解読。

・「此」は、「深遠な思慮をもって進言する側近」と「奇策部隊の間者」と「攻め取った元敵兵の世話役」を指示する代名詞と解釈。ここでは「此の者」で「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役」と解読。

・「力」の“精神の働き”の“精神”は、人の気持ちと解釈できる。結果、「感情の働き」と言い換えた。

<④について>
・1つ目の「以」の“事を行う”は、③「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、感情の働きを研究している」を指すと考察。ここでは「深遠な思慮をもって進言する側近」に関する記述と考察。結果、「以すもの」で「感情の働きを研究した深遠な思慮をもって進言する側近」と解読。

・「遠きもの」の直訳は“関係が疎い者”となる。これは諸侯の側近の中で、他国と通じて諸侯に対する忠誠心が薄い側近を指すと解釈できる。結果、「忠誠心が薄い側近」と解読。

・2つ目の「以」の“事を行う”は、③「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、感情の働きを研究している」を指すと考察。ここでは「奇策部隊の間者」に関する記述と考察。結果、「以すもの」で「感情の働きを研究した奇策部隊の間者」と解読。

・3つ目の「以」の“事を行う”は、③「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、感情の働きを研究している」を指すと考察。ここでは「攻め取った元敵兵の世話役」に関する記述と考察。結果、「以すもの」で「感情の働きを研究した攻め取った元敵兵の世話役」と解読。

・「侍いて飽けしむ」の“世話をして物事が豊富になる”は、其六6-3⑦「敵国に貧しい地区があれば開墾してどんどん豊かにさせる政策で収穫を増やす」に基づけば、「(敵里で)開墾して収穫を増やす」と補って解読できる。

・「此」は、「深遠な思慮をもって進言する側近」と「奇策部隊の間者」と「攻め取った元敵兵の世話役」を指示する代名詞と解釈。ここでは「此の者」で「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役」と解読。

<⑤について>
・1つ目の「以」の“事を行う”は、④「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、統治することに尽力する」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究した深遠な思慮をもって進言する側近」に関する記述と考察。結果、「感情の働きを研究して深遠な思慮をもった側近が統治に尽力する」と解読。

・2つ目の「以」の“事を行う”は、④「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、統治することに尽力する」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究した奇策部隊の間者」に関する記述と考察。結果、「感情の働きを研究した奇策部隊の間者が統治に尽力する」と解読。

・「労を失す」の直訳は“病を消す”となる。これは奇策部隊が攻め取る時に怪我をした敵兵を治療することと考察。結果、「攻め取った敵兵の怪我を治療する」と解読。

・3つ目の「以」の“事を行う”は、④「深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役は、統治することに尽力する」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究した攻め取った元敵兵の世話役」に関する記述と考察。結果、「感情の働きを研究した元敵兵の世話役が統治に尽力する」と解読。

・「飢えを侍う」の直訳は“凶作の世話をする”となる。これは豊富に蓄積した食糧によって凶作に備えることと考察。結果、「凶作に備える」と解読。

・「此」は、「深遠な思慮をもって進言する側近」と「奇策部隊の間者」と「攻め取った元敵兵の世話役」を指示する代名詞と解釈。ここでは「此の者」で「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役」と解読。

<⑥について>
・1つ目の「以」の“事を行う”は、⑤「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を整える」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究して深遠な思慮をもった側近」に関する記述と考察。さらに“下働きの者”は諸侯であることを踏まえて、「以すもの」で「感情の働きを研究して諸侯を整える深遠な思慮をもった側近」と解読。

・「近」の“(時間的に)迫るさま”は、其七1-4④「最も重要なことは、敵軍が分岐路にある瞿地を通過する前に、気持ちの通じ合う諸侯が出現することである。周到に行き届いた将軍は、正しく敵軍が分岐路にある瞿地を通過する日を計算して、敵軍の進路を妨害することを気持ちが通じ合う諸侯に知らせるのである」に基づけば、敵国に向けて出陣する時間が迫ることと考察。結果、「出陣する時間が迫るさま」と補って解読。

・2つ目の「以」の“事を行う”は、⑤「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を整える」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究した奇策部隊の間者」に関する記述と考察。さらに“下働きの者”は攻め取った敵兵であることを踏まえて、「以すもの」で「感情の働きを研究して攻め取った敵兵を整える奇策部隊の間者」と解読。

・3つ目の「以」の“事を行う”は、⑤「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を整える」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究した元敵兵の世話役」に関する記述と考察。さらに“下働きの者”は元敵兵であることを踏まえて、「以すもの」で「感情の働きを研究して元敵兵を整える世話役」と解読。

・「此」は、「深遠な思慮をもって進言する側近」と「奇策部隊の間者」と「攻め取った元敵兵の世話役」を指示する代名詞と解釈。ここでは「此の者」で「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役」と解読。

<⑦について>
・1つ目の「以」の“事を行う”は、⑥「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を管理するのである」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究して諸侯を整える深遠な思慮をもった側近」に関する記述と考察。さらに“下働きの者”は諸侯であることを踏まえて、「深遠な思慮をもった側近が諸侯を整えて管理する」と解読。

・1つ目の「侍」の“世話をする”は、①「侍う近きもの」の「配下にある気持ちが通じ合う諸侯」を指すと考察。結果、「侍うもの」で「配下にある諸侯」と解読。

・2つ目の「以」の“事を行う”は、⑥「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を管理するのである」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究して攻め取った敵兵を整える奇策部隊の間者」に関する記述と考察。さらに“下働きの者”は攻め取った敵兵であることを踏まえて、「奇策部隊の間者が攻め取った敵兵を整えて管理する」と解読。

・2つ目の「侍」の“目上の人に仕える人”は、話の流れより敵将軍の側近と推察。結果、簡潔に「敵将軍の側近」と解読。

・3つ目の「以」の“事を行う”は、⑥「これら深遠な思慮をもって進言する側近、奇策部隊の間者、攻め取った元敵兵の世話役が、下働きの者を管理するのである」を指すと考察。ここでは「感情の働きを研究して元敵兵を整える世話役」に関する記述と考察。さらに“下働きの者”は元敵兵であることを踏まえて、「世話役が元敵兵を整えて管理する」と解読。

<⑧について>
・1つ目の「以」の“事を行う”は、⑦「このように管理すれば軍隊に勢いが生じる」を指すと考察。結果、「軍隊に勢いが生じさせる」と解読。

・1つ目の「侍」の“目上の人に仕える人”は、君主に仕える将軍と考察。結果、「将軍」と解読。

・「遠」の“避ける”は、其一5-2①「遠」の「自軍を避けて後退する」の意味を積み上げていると考察。結果、使役形で「後退させる」と解読。

・2つ目の「侍」の“目上の人に仕える人”は、敵国の君主に仕える敵将軍と考察。結果、「敵将軍」と解読。

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