故に、兵に用せしめて之いる法は、高に陵ぐものに郷かう勿かれ、丘に倍すものを迎える勿かれ、詳たる北に従う勿かれ、囲む師あるに闕くこと遺てるなり、帰せしめて師あらしむこと謁う勿かれ。衆の之るに此に法りて用いらしむなり。

其七6-7 故用兵之法、高陵勿郷、倍丘勿迎、詳北勿從、圍師遺闕、歸師勿謁。此用衆… 続きを読む故に、兵に用せしめて之いる法は、高に陵ぐものに郷かう勿かれ、丘に倍すものを迎える勿かれ、詳たる北に従う勿かれ、囲む師あるに闕くこと遺てるなり、帰せしめて師あらしむこと謁う勿かれ。衆の之るに此に法りて用いらしむなり。

以すに侍う近きものに遠ざかしむなり、以すに失す侍に労たらしむなり、以すに飢なれば侍いて飽かすなり。此、治して力あらしむ者なり。

其七6-5 以近侍遠、以失侍勞、以飽侍飢。此治力者也。 yǐ jìn shì y… 続きを読む以すに侍う近きものに遠ざかしむなり、以すに失す侍に労たらしむなり、以すに飢なれば侍いて飽かすなり。此、治して力あらしむ者なり。

是れ、故を善しみて兵を用いる者は、其の兌なる気なれば辟けて、其の惰と帰なれば撃つ。此、気に治する者なり。

其七6-3 是故善用兵者、辟其兌氣、擊其惰歸。此治氣者也。 shì gù shà… 続きを読む是れ、故を善しみて兵を用いる者は、其の兌なる気なれば辟けて、其の惰と帰なれば撃つ。此、気に治する者なり。

民を槫せしめて已に既べば、則ち勇ましき者は得て独り進むこと不く、怯なる者は独り退くを得ず。此、衆を用いて之かしむ法なり。

其七5-4 民既已槫、則勇者不得獨進、怯者不得獨退。此用衆之法也。 mín jì… 続きを読む民を槫せしめて已に既べば、則ち勇ましき者は得て独り進むこと不く、怯なる者は独り退くを得ず。此、衆を用いて之かしむ法なり。