孫子兵法 名言の間違い 20選

孫子兵法には数多くの名言が登場しますが、竹簡孫子を素直に解読すると、一般的に浸透している名言の意味は明らかな間違いがあったり、微妙に意味が異なる場合があります。但し、孫子兵法は、その記述”だけ”に注目すれば多種多様に解読できるため、また作製年代によって何らかの意図が含まれていると思われるため、一般的な解釈を完全に否定するものではありません。しかし、当サイトには竹簡孫子全篇を矛盾なく解読した結果、辿り着いた解釈があります。ここでは孫子兵法の名言とされる教えに対して、当サイトの解釈をわかりやすく説明いたしました。

なお、これは素人による独自解釈による見解であり、当サイトの解釈が間違っている可能性があります。それを弁えた上で、”間違い”という言葉は自らに対する自虐の意味合いも込めて使っておりますので悪しからず。

名言1:道とは、民をして上と意を同じくせしむる者なり。

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名言2:廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。

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名言3:兵は拙速なるを聞くも、未だ功久なるを睹ざるなり。

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名言4:是の故に百戦百勝は善の善なる者には非ざるなり。

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名言5:故に勝ちを知るに五有り。

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名言6:彼を知り、己を知れば、百戦して殆からず。

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名言7:善く守る者は九地の下に藏れ、善く攻むる者は九天の上に動く。

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名言8:勝者の民を戦わしむるや、積水を千仞の谿に決する若き者は、形なり。

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名言9:戦勢は奇正に過ぎざるも、奇正の変は、勝げて窮む可からざるなり。

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名言10:鷙鳥の撃ちて毀折に至る者は節なり。

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名言11:勢を任ずる者は、其の人を戦わしむるや木石を転ずるが如し。

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名言12:故に善く戦う者は、人を致して人に致されず。

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名言13:微なるかな微なるかな、無形に至る。神なるかな神なるかな、無声に至る。

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名言14:夫れ兵の形は水に象る。

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名言15:日に短長有り、月に死生有り。

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名言16:人に後れて発するも人に先んじて至る者は、迂直の計を知る者なり。

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名言17:其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し。

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名言18:必死は殺され、必生は虜にされ、忿速は侮られ、廉潔は辱められ、愛民は煩わさる。

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名言19:呉人と越人の相い悪むや、其の舟を同じくして済りて風に遇うに当たりて、其の相い救うや左右の手の如し。

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名言20:是の故に始めは処女の如くにして、敵人戸を開き、後は脱兎の如くにして敵拒ぐに及ばず。

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<備考>
※1:下記の名言のタイトルは、一般的な書き下し文として記述しており、当サイトの書き下し文とは異なります。
※2:ここでは代表的な名言だけをピックアップしていますが、当サイトの解読文の大半は一般的な解釈とは全く異なる内容になっています。これら名言に対する解説からご興味をお持ち頂けた方は、ぜひ各ページの解読文や解説を読んでみてください。
※3:当サイトの原文は中國哲學書電子化計劃「銀雀山漢墓竹簡(孫子)」に従うことを基本とし、適宜、孫子(講談社)、新訂孫子(岩波)、七書孫子を参考にしています。