帥は之の与すること期するなり、如ち登せて高くして梯する其の去らしむなり。帥は之を与せしめて深くして、諸なる侯の地を入りて、其の発すること幾うなり。

其十一5-4 帥與之期、如登高而去其梯。帥與之深入諸侯之地、發其幾。 shuaì… 続きを読む帥は之の与すること期するなり、如ち登せて高くして梯する其の去らしむなり。帥は之を与せしめて深くして、諸なる侯の地を入りて、其の発すること幾うなり。

故なす是あらば、馬して方ちて輪に埋めるも、恃むに足らざるなり。斉かつ勇を一つに若らしむに、正は道を之いるなり。柔らげるもの皆得て剛くするは、地に之くに理めればなり。

其十一4-4 是故、方馬埋輪、不足恃也。齊勇若一、正之道也、剛柔皆得、地之理也。… 続きを読む故なす是あらば、馬して方ちて輪に埋めるも、恃むに足らざるなり。斉かつ勇を一つに若らしむに、正は道を之いるなり。柔らげるもの皆得て剛くするは、地に之くに理めればなり。

敢えて問う、賊も使う可きに然える衛りの若き虖。曰く、可きなり、越人と呉人は相い悪るなり、其の同じくすると当てれば周して済むなり、相い救うは左右の手の若し。

其十一4-3 敢問、賊可使若衛然虖。曰、可。越人與吳人相惡也、當其同周而濟也、相… 続きを読む敢えて問う、賊も使う可きに然える衛りの若き虖。曰く、可きなり、越人と呉人は相い悪るなり、其の同じくすると当てれば周して済むなり、相い救うは左右の手の若し。

然えて衛る者は、山の蛇たれば恒たるなり。其の首を撃てば則ち尾は至りて、其の尾を撃てば首は至り、其の中の身を撃てば則ち首と尾は俱に至るなり。

其十一4-2 衛然者、恆山之蛇也、擊其首則尾至、擊其尾則首至、擊其中身則首尾俱至… 続きを読む然えて衛る者は、山の蛇たれば恒たるなり。其の首を撃てば則ち尾は至りて、其の尾を撃てば首は至り、其の中の身を撃てば則ち首と尾は俱に至るなり。